みなさんこんにちは、おさむです。
前回は僕が入っていた中学校での吹奏楽部の活動の実際についてお話ししました。
だいぶ前の話なので、今の実際の活動とは違うところが多かったでしょうね。
ところで、吹奏楽の楽器ってどんなものがあるのか、皆さん思い浮かぶでしょうか?
僕も吹奏楽にはいろんな楽器があるので、なかなか全部覚えられません。^ ^
今回はその吹奏楽の楽器編成についてまとめてみようと思います。
標準的な楽器編成
吹奏楽は管弦楽などに比べると、編成の自由度が高いので、いろんな編成で演奏されています。
少ない人数では10人以下の編成で素晴らしい演奏をする団体もあります。
なので、これが吹奏楽の編成だというものは基本的にないと思うのですが、それでも平均的な編成というのがあります。
平均的な編成は吹奏楽コンクールの課題曲のスコアをみればわかるんです。
吹奏楽コンクールの課題曲などは、平均的な編成で演奏できるようにかかれています。
各団体の団員の状況にもよりますが、おおよそ以下のような編成が多いのではないでしょうか。
以下、楽器のセクションごとにご紹介します。
人数については僕の独断ですので参考程度にしてくださいませ。^ ^
木管楽器
フルート
- ピッコロ 1人
- 1st フルート 1人
- 2nd フルート 1人
ダブルリード
- オーボエ(オプション) 1人
- ファゴット(オプション) 1人
クラリネット
- E♭クラリネット(オプション) 1人
- 1st B♭クラリネット 2~3人
- 2nd B♭クラリネット 2~3人
- 3rd B♭クラリネット 2~3人
- E♭アルトクラリネット(オプション) 1人
- B♭バスクラリネット 1人
サックス
- 1st E♭アルトサックス 1人
- 2nd E♭アルトサックス 1人
- B♭テナーサックス 1人
- E♭バリトンサックス 1人
(オプション)と書いてあるのは、なくても演奏は可能な楽器という意味です。
大編成の団体になるとオプション楽器もそろっていますが、小編成の団体では担当者がいないこともあります。
それで、平均的な編成にはない楽器ということでオプション楽器があるんです。
小編成の団体でもサウンドに変化を持たせるため、オプション楽器が入ることもあります。
また、人数は最低人数ですが、コンクールやコンサートではひとつのパートを何人かで吹いてもいいので、実際の演奏の動画などを見ると、もっとたくさん木管メンバーが居ることが多いですね。
そのへんの自由さが、吹奏楽という音楽の特徴でもあり、それが吹奏楽をおもしろくしているところかもしれません。
木管楽器の主な役割はメロディーラインを演奏することが多いようです。
オーケストラでいえばバイオリンやビオラ、チェロにあたるものだと思っています。
一方ファゴット、バスクラリネット、バリトンサックスについてはベースラインを演奏することが多いように思います。
金管楽器
トランペット
- 1st B♭トランペット 1人
- 2nd B♭トランペット 1人
- 3rd B♭トランペット 1人
フレンチホルン
- 1st フレンチホルン 1人
- 2nd フレンチホルン 1人
- 3rd フレンチホルン 1人
- 4th フレンチホルン 1人
トロンボーン
- 1st トロンボーン 1人
- 2nd トロンボーン 1人
- 3rd トロンボーン 1人
ユーフォニアム 2人
チューバ 2人
金管楽器には基本的にオプション楽器はないです。
例外として4th フレンチホルンがオプション扱いになることがあります。
金管楽器の主な役割は、ハーモニーを作ることでではないでしょうか。
それぞれのパートが3~4パートに分かれているのは、そのためでしょうね。
バッチリそろった金管楽器のハーモニーには、ゾクゾクさせられます。
もちろんトランペットやホルン、トロンボーンにはメロディもたくさん割り当てられます。
ユーフォニアムはハーモニーを作ったり、ソロ楽器として扱われることが多いような気がします。
チューバは主にベースラインを演奏します。
メロディラインを演奏する機会はあまりありませんので、まさに縁の下の力持ちといったところでしょうか。
金管楽器についても同じパートを何人かで吹いてもいいので、実際の演奏ではこれ以上の人数で演奏しているのをよく目にします。
弦楽器
コントラバス 1~2人
おや?
吹奏楽に弦楽器?
と不思議に思った方も多いのではないでしょうか?
コントラバスは例外的に吹奏楽の編成に入るのです。
(チェロが編成に入っている吹奏楽曲もありますが、本当に例外中の例外です。
吹奏楽コンクールの編成ではチェロは認められていません。)
コントラバスの役割は低音の補強だと僕は思っています。
金管楽器最低音のチューバにも出せない音域を演奏できますし、ピチカートといった管楽器にはできない特殊な奏法もできます。
コンサートホールではエンドピンからの響きも手伝って、豊かな低音を響かせることができます。
また、ポップスを演奏するときなどはコントラバスをエレキベースに持ち替えて演奏することが多いです。
ポップスの演奏では、エレキベースがあるのとないのではまったく雰囲気が違ってくるのは、いうまでもないですね。
打楽器
打楽器=パーカッション とも呼ばれます。
また、合奏では第二の指揮者と呼ばれることもあります。
打楽器は合奏全体のテンポを決めてしまう大事な役割があります。
バスドラム 1人
スネアドラム 1人
シンバル 1人
この3つの楽器は打楽器の三種の神器と呼ばれるほど重要な楽器です。
何かのコントで「私がシンバルだからですか?」なんていうのがありましたが、シンバルの音ひとつで全体の雰囲気がガラッと変わってしまう大事な役割だというのは本当のことだと思いませんか。
ちなみに実際は、シンバル担当という人はいなくてパーカッションのメンバーは基本的にすべての楽器を演奏できるようにします。
これに標準的なところでいえば
ティンパニー 1人
鍵盤楽器(グロッケン、シロフォン、マリンバ、ビブラフォンなど)・・・必要に応じて
その他の楽器・・・必要に応じて
といったところでしょうか。
鍵盤楽器についてはかなり練習しないと難しい楽器だと思います。
ピアノを習っていたひとが担当することが多いような気がします。
ポップスを演奏するときにはパーカッションのメンバーがドラムセットを演奏します。
ドラムが上手だと演奏もノリノリでできますよね。
楽器の種類が多いので、演奏会やコンクールではとてもいそがしいパートです。
まとめ
みなさんいかがでしたか?
かなりの種類の楽器が出てきましたね。
以上のように木管楽器、金管楽器、弦楽器、打楽器の各セクションが協力し合って吹奏楽の響きを作っています。
曲によって様々だとは思いますが、それぞれの楽器の役割をふりかえってみるっていうのも、たまにはいいのではないでしょうか。
今日は以上になります。ありがとうございました。
コメント