吹奏楽部の練習の実態とは?演奏とはかけはなれた地味な活動!?

吹奏楽のおはなし

みなさんこんにちは、おさむです。

 

さて、希望だったクラリネットとは全く違う楽器、トロンボーンに配属になった僕です。

 

でも、今までテレビでしか見たことがなかったような楽器を吹くことになったわけですから、やる気だけはありました。

初心者はまず、地味な基礎練習からやっていくのですが、それでもひとつひとつが新鮮で、好奇心を満たすには充分なものでした。

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まずは腹式呼吸の練習から

吹奏楽部に入って一番に練習するのは呼吸法です。

普通の呼吸だと楽器を吹く時の抵抗に息が負けてしまうので、「腹式呼吸」の練習をします。

 

まず、わかりやすいように寝た状態で深呼吸してみます。

すると、肩が上がらずにおなかが膨らむんです。

 

先輩からこれが腹式呼吸だよと教えてもらうわけです。

それから立った状態で、同じようにおなかが膨らんで肩が上下しないように気を付けて練習します。

 

これを数日練習していって、先輩からOKがでるまで繰り返し練習するのです。

マウスピースを鳴らす練習

つぎにやるのがマウスピースだけで音を出す練習です。

トロンボーンのマウスピースって、こんなのです↓

 

これを口に当ててブーブー鳴らすわけです。

(僕が中学生の頃は、こんな金メッキのかかったマウスピースは珍しかったですけどね。

いまでは中学生でも使っているのを見かけるようになりました。)

 

唇をほぐすのと、楽器を吹く時の口の形を覚えるためにやるんです。

僕は不器用だったのか、なかなか鳴らすことが出来ませんでした。

(のちに僕の不器用さだけが原因でないことがわかります。)

ロングトーン

マウスピースだけでの練習がひとしきり終わると、待ちに待った楽器を持っての練習になります。

最初は下のド(B♭)をひたすら息の続く限りのばします。

(B♭スケールでのドレミファになっています。吹奏楽では多数派です。)

 

トロンボーンっていうのはとても持ちにくい楽器で、単純な形してますが長い楽器なので、どうしても持つ部分に重さが集中してしまうんです。

だから、左手が痛くて痛くて

 

でも、トランペットの先輩が見回りにくるので休めないんです。

それもどっから持ってきたか知らないけど、竹刀をもって・・・今では考えられないですよね。

 

そんな毎日が数週間続いたような、もっと長かったような。

ひたすら下のドだけではなくて、低音が安定してきたら中音のソ(F)をロングトーン。

 

中音のソ(F)が安定してきたら中音のド(B♭)というふうにステップアップしていきます。

しかし、とにかくこの練習がいちばんきつかったのを覚えていますよ。

 

左手がしびれてしまって、親に「吹奏楽部はやめたら?」っていわれるくらいでした。

 

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トロンボーンの人数が足りないので曲の練習

オイオイ!!もう曲の練習かよ!?って思われた方がたくさんいらっしゃるでしょう。^ ^

でも、トロンボーンパートは3年生の先輩1人しかいなかったので仕方なかったんです。

 

7月のコンクールで自由曲と課題曲を吹けるようになるには、早めに仕込んでおかないと間に合いません。

ということで、あまり難しくない部分から、先輩が吹くのをまねながら練習する日々がスタートです。

 

もちろん楽譜なんか少ししか読めませんから、楽譜をチラ見しながら先輩の吹く通りに吹いて覚えていきました。

中学生の頃って記憶力も良くってすぐに覚えちゃいますよね。

 

今では考えられません。

吹奏楽部の練習の実態 まとめ

吹奏楽の楽器、特に金管楽器は音を出すまでに時間がかかるので、入ったばかりの1年生は地味な練習をひたすらやっています。

腹式呼吸マウスピースでの音出し、ロングトーンなど。

見回りに来る先輩がいるので休憩をとれない。

 

かと思えば、人数が少ない吹奏楽部では、メンバーが足りないパートの1年生もコンクールでの戦力になるので、音が出るようになったらすぐに本番の曲の練習がはじまる。

 

僕は1年生はもっとゆっくり育てて、あわててコンクールになんか出すもんじゃないと思いますけどね。

そのときは仕方なかったんでしょう。

 

当時はずっとAパートで出場してきた学校だったから、小編成の部に出る雰囲気ではなかったのでしょうね。

 

以上、私がいた吹奏楽部の1年生の様子をまとめてみました。

あ〜、そんなことあったあったという方もいらっしゃるんではないでしょうか?

 

それでは、今日の記事は以上です。

さいごまで読んでくださってありがとうございました。

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