こんにちは、おさむです。
吹奏楽部や一般吹奏楽団をやっていると、「もうやめてしまいたい」「続けている意味がわからない」と思う時があります。
吹奏楽を長く続けていれば何回かはそういう時期があるのではないでしょうか?
実は僕も今、そういう時期のまっただなかいにいます。
いい機会ですので「今まで吹奏楽を続けてきた理由」と「吹奏楽をやめたくなったことの分析」と「吹奏楽を続けるための対策」について考えていきたいと思います。
今まで吹奏楽を続けてきた理由
僕は中学から吹奏楽をはじめて大学まで、「楽しい」だけの理由で、何の疑問も持たずに楽器を吹いてきました。
中学2年のころには親に楽器も買ってもらい、大学では楽器を良いものに買い替えました。
トロンボーンでプロの世界に入りたいと思ったことさえあったくらいです。
(プロをめざすだけなら誰にでもできますけどね。)
学生は仕事もしなくていいし、同じ趣味の仲間が集まって長々と練習するんだから楽しくないはずがありません。
また、大学に進むとプロ級の先輩たちもいるので、自分も上手になった気がして、とっても楽しい毎日でした。
大学を卒業して就職し一般吹奏楽団に入ると、コンクールや定期演奏会などで忙しく、練習をしているとあっという間に時間がすぎて行ってしまいました。
このときは独身で、時間もわりとあったのでそう思えたのかもしれませんが、ここでも同じ趣味の人たちが集まり、楽しく活動していました。
仕事の都合でいちど一般吹奏楽団をやめて、しばらくして自分で小編成の一般吹奏楽団を立ち上げました。
それと同時に、チューバがいなったので僕がチューバを担当することになりました。
コンクールには出場せずに、1年に1回程度の演奏会をやる団体です。
小編成でパーカッションもドラムセットくらいしかないので難しい曲はやれません。
演奏の質を向上させるのを主な目的として活動しています。
本当にやりたい人たちが集まった団体ですので、楽しくやっています。
そしてまたしばらくして、自分が立ち上げた一般吹奏楽団とは違う吹奏楽団にお手伝いに行くようになりました。
最初はお手伝いのつもりだったんですが、チューバ担当がいないということで団員扱いになりました。
その団体もコンクールには出場せず、同じ趣味の仲間が集まっていて、楽しいのは楽しいのです。
でも、最初は難易度の低い曲をやっていたのですが、年々むずかしい曲をやるようになり、チューバの楽譜もどんどん難しくなっていきました。
で、最近になって「チューバを吹いていて楽しくない。もうやめたい」と思うようになったのです。
同じ趣味の仲間が集まって、楽しく活動していたことが支えになって続けてこられた吹奏楽ですが、曲の難易度の高さでそれが吹き飛んでしまったのでしょう。
吹奏楽をやめたくなったことの分析
以上のような流れで「楽器をやめたい」と思うようになった僕を、自分で分析してみたいと思います。
心の中にあるものを吐き出してみると以下のようになります。
- 吹奏楽演奏への興味がうすれてきた。
- 曲が自分の実力をこえてきている。
- 楽譜どおりに吹けないといやだ。
- 最近、マウスピースを変えて低音は出るようになったけど、全体的に吹きにくくなった。
- 練習時間がなかなかとれない。
考えてみると原因はすべて自分の中にあるようです。
(自分の中以外のものは、自分の力で変えることが出来ないように思います。)
それではそれぞれの問題を分析していきましょう。
「吹奏楽演奏への興味がうすれてきた。」
この問題がいちばん根が深いような気がしますね。
なぜそういうことを思うようになったのか自分でもわかりません。
最近、練習に参加できていないからかもしれません。
やはり、同じ趣味をもった仲間の存在がうすれてきているのかも?
吹奏楽=良き仲間の存在、でしたからね。
「曲が自分の実力をこえてきている。」
選曲は他の人たちがやるので口出しできないのです。
もちろんチューバの難易度なんて考えてくれません。
なんとかしてほしいけど、どうにもならない部分です。
「楽譜どおりに吹けないといやだ。」
これはある程度吹ける人ならわかりますよね。
演奏会本番で吹きまねをするのは、はずかしいものです。
「最近、マウスピースを変えて低音は出るようになったけど、全体的に吹きにくくなった。」
難易度の高い曲は、プロや有名吹奏楽団のために書かれた曲が多く、音域も広いのです。
そのためにマウスピースを変えたんですが、全体的に吹きにくくなってしまいました。
「練習時間がなかなかとれない。」
学生の頃ならまだしも、仕事をしながらの活動ですから、練習時間を増やすにも限界があります。
今は指揮者の指導日にしか練習に行っていませんが、練習時間は月に2回の4時間ずつです。
吹奏楽を続けるための対策
それでは僕が吹奏楽を続けるための対策を考えてみたいと思います。
①なぜ吹奏楽を続けてきたかを思い出す。
吹奏楽をつづけてこられたのも同じ趣味をもつ仲間がいたからこそです。
せっかく楽器を買ったからというような理由ではなく、吹奏楽の仲間の存在を考えて活動するようにするといいのではないか?
指導日以外の練習にも積極的に参加すして、練習時間を増やすことが大事。
また、楽しかった学生時代を思い出してみるのも良いかも?
②自分は下手だということを自覚する。
「楽譜どおりに吹けないといやだ。」という考えが導き出されるのは、「自分は上手に吹ける」というプライドが心の中に少なからずあるのだと思います。
「自分は上手に吹ける」という考えが、すべての考えや行動を止めているんではないでしょうか。
トロンボーンからチューバに転向したので「指が動きにくい」「低音が出しにくい」「楽譜が見づらい」というのは当たり前のこと。
「自分は他の人より下手なんだ」という自覚をもって、初心に帰って練習に励むこと。
また、楽器で練習できないときは、音源をききながら楽譜を見たり、チューバの演奏をたくさん聞くことも大事だと思う。
さいわい今年からチューバの人数が増えたので、他の人に頼れるところは頼ること。
マウスピースは無理せず、そこそこ吹けたときのマウスピースに戻してみること。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事を書いてみて自分の状態を分析して、冷静に考えられるようになりました。
これから初心に帰って、来年のコンサートに向けて練習していきたいと思います。
とっても難しい曲なので全部吹けるか自信はありませんが、できる限り頑張りたいと思います。
(冒頭の写真はacworksさんによる写真ACからの写真でした。)
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