みなさんこんにちは、おさむです。
吹奏楽と言えば吹奏楽コンクールなしには語れないところがありますよね。
吹奏楽コンクールがあるから、ここまで日本の吹奏楽のレベルが上がってきたのは紛れもない事実だと思います。
でも、吹奏楽コンクールで金賞をとれるのはごく一部の団体で、頑張ったけれど報われない団体が大多数なわけです。
そのような状況の中、ここに「金賞をとるには」どうしたらいいのかまとめてみたいと思います。
「良き指導者」の存在
これは当たり前すぎて書くかどうか迷ったんですけど、やっぱり書きます。
良き指導者がいない状態では、金賞なんてとれるわけがありません。
中学校や高校では吹奏楽部の顧問が指導者、指揮者を兼任しているところが大多数です。
なので、その生徒である皆さんには、顧問を選ぶ権利がないのが普通です。
良き指導者に恵まれない吹奏楽部にいる皆さんには、吹奏楽コンクールで上位の賞が取れないことを自分のせいにしないでほしいと思います。
それで人間の価値が決まるようなことでもありません。
仕方ないのです。
僕も高校生の時、母に言われたことがあります。
「あなたたちがそんなに頑張って練習しているのに吹奏楽コンクールで上位の賞が取れないのは先生のせいだよ。」
そして数年後、大学の部で金賞を受賞したときにその言葉を確信しました。
吹奏楽の指導者に求められるのは、
- 生徒から好かれる人間性。
- 吹奏楽についての豊富な知識と指導力。
- 部員をコントロールできる教育者としての指導力。
これに尽きるのではないでしょうか。
やる気(モチベーション)の問題
基本は楽しく、まじめに活動するのが良い演奏へとつながると思いますが、なかなか生徒ばかりでは良い雰囲気を作り、モチベーションを上げることはできません。
実のところ、吹奏楽部員のモチベーションを上げるのも指導者の仕事だと思います。
部長や副部長がよほど好かれる存在であっても、それは指導者との信頼関係があってこそのもので、部員同士だけでモチベーションを上げようとしても、きっと空回りするだけです。
良い指導者は部員のモチベーションの上げ方も知っています。
なんだか、先生ばかり悪いようになってしまいましたが、仕事が忙しくて部活の指導をしている時間がないというのなら、自分はサポートに回り外部から指導者を呼べばいい話なのではないのかなと思います。
そう考えると、部員で話し合って外部の指導者を呼んでもらうように後援会や顧問と交渉するという方法はありますね。
その場合、部活の雰囲気が悪くならないよう、なるべく平和的に話し合いましょう。
楽器を大事に扱う
吹奏楽の演奏に楽器は欠かせません。
その楽器を正しく取り扱えなければ、楽器の故障につながり、良い演奏が出来なくなります。
自分の楽器の扱い方をよく知り、メンテナンスもしっかりしましょう。
故障したときはすぐに修理に出すべきです。
そして、楽器の扱い方に問題がなかったかも反省してみましょう。
良い演奏をする団体ほど楽器の状態が良いことが多いと思います。
楽器の扱いやメンテナンスに関しても指導者によるところが大きいと思います。
良い指導者になると、楽器がこわれているのか生徒の吹き方がわるいのかが、すぐにわかります。
そういう指導者は、楽器の調子が悪ければ、すぐに修理や調整にだします。
予算を握っているのは顧問の先生ですからね。
楽器別のレッスンを受ける
吹奏楽の楽器は楽器ごとに特徴のある音色をしています。
先輩にプロ級の人がいれば別ですが、そうではないことが普通ですよね。
レッスンをしている楽器の先生にたのんで、パートごとにレッスンを受けましょう。
1回だけではなく、できれば何回も受けたほうが良いと思います。
レッスンのときは先生の音をよく聞いておきましょう。
コンサートでは聞けない生の音をよく聞いてまねしましょう!
部活の中で複数回レッスンを受けるのが良いと思いますが、それがかなわないのなら個人ででも外部にレッスンを受けに行きましょう。
楽器別のレッスンを受けることで、それぞれの楽器の音色が良くなり、上位入賞への近道になりますし、楽器の扱い方などの勉強にもなります。
ほかの上手な学校との合同練習も楽器別レッスンと同じような理由で良い機会になると思いますので、ぜひ取り入れてみてください。
良い指導者に恵まれていたならば、以上のことくらい部員から言わなくてもやってくれると思いますが。
まとめ
こうやってまとめてみると、良き指導者の存在が大事だということが改めて分かりましたね。
良い指導者は部員に何が欠けていて何が必要なのかを知っていますから、部員はそれについていけば良いということです。
良き指導者の存在に恵まれない部員のみなさんは、頑張って練習しても上位入賞は難しいかもしれません。
10分前後のコンクール本番のために半年あるいは1年間頑張るわけですが、入賞できなかったらつらい思いをするだけです。
本当にそれで良いのでしょうか?
みなさん、コンクールの結果だけが部活のなかで大事なのではありませんよ。
みんなで笑ったり泣いたりしたそれまでの部活の時間すべてが、皆さんの大切な宝物になるのではないでしょうか。
中学、高校時代、銅賞も取れなかった僕は、そう信じていますよ。^ ^
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