今日は1月6日の朝日新聞に掲載された広告、『ドラえもん』 50周年記念広告が子供たちの夢をこわすと話題になっているので、まとめてみました。
話題になっているドラえもん50周年の広告
1枚目
ttps://dora-world.com/contents/1239
より引用
見づらいので書き出してみました。
ドラえもん50周年
50年前、藤子・F・不二雄先生のペンから、『ドラえもん』は生まれました。
46億祭の地球と比べたら、50年はほんのわずかです。最長寿命152年のチョウザメにも、80年のゾウにもかないません。料理人が50年以上同じ包丁を使い続けること、築50年の家も珍しくありません。
でも50年です。『ドラえもん』は、クロスメディアの先駆けとして、漫画、アニメ、映画、MDなど、50年間、子供たちから支持されるように奮闘してきました。これが私たちの誇りです。
たかが50年、されど50年。もう50年。まだ50年。『ドラえもん』が今なお愛され続けていること、お礼申し上げます。
みんな、ありがとう!!
2枚目
ttps://dora-world.com/contents/1239
より引用
こちらも見づらいので書き出してみました。
藤子・不二雄先生のペンから
『ドラえもん』のSF(すこしふしぎ)な世界が生まれてから、ことしで、50年です。
これからへの第一歩をふみだす、記念すべき作品は、
『映画ドラえもん のび太の新恐竜』。
新しい恐竜は、なんと双子!
キューとミューとの出会いから生まれる、
新しいのび太の物語を、
どうか、どうか、たのしみに待っていてください。
子供の夢をこわすと話題になっているのは1枚目の原稿用紙に書かれている文章です。
なにが問題なの?
さあ、この文章を読んで皆さんはどう思いましたか?
これを読んでいるのは大人の方たちだと思いますので、「ん?どこがいけないの?」と思われた方が大半でしょう。
しかし、千葉商科大学国際教養学部専任講師の常見 陽平氏は、常見陽平公式サイトで、
本日(1月6日)、愛読紙朝日新聞に『ドラえもん』の50周年記念広告が掲載されていた。これが、ドラえもんの世界観をぶち壊しにする、我々市民の心を踏みにじる、空前の駄作だったのだ。
常見陽平公式サイトより引用
と厳しく批判しています。
確かに前半部分は50年なんて他に比べれば短いと「謙虚」な姿勢を見せているものの、後半の部分の、
「でも50年です。『ドラえもん』は、クロスメディアの先駆けとして・・・」
あたりから様子が一変する。
常見陽平氏は、その部分に触れてこう語っています。
クロスメディア展開に成功したとある。たしかに、それは事実である。10数年前に物書き業界に入った頃に聞いたことがある。「メディア界には麻雀のドラのような存在が3つある。ダイヤモンド社のドラッカー、中日新聞社の中日ドラゴンズ、小学館のドラえもんだ。ガハハ!」という話だ。オヤジギャグのようで事実なのだからしょうがない。ドラえもんは「ドルえもん」というほどの、ドル箱コンテンツなのである。
常見陽平公式サイトより引用
かかれていることの妥当性は認める常見陽平氏ですが、
しかし、親子で読んでいる可能性がある朝日新聞でこの広告はいただけない。メディアの企画書ではあるまいし。『ドラえもん』の世界観をぶち壊しにする代物だ。一応、子供たちに支持されるよう奮闘してきましたとはあるが。所詮、『ドラえもん』とは大衆の阿片であり、搾取の道具でしかないことを、版元が自ら明らかにしたのだ。
常見陽平公式サイトより引用
と酷評しています。
確かに、子供が読むには意味不明で、何を言いたいのかわからない内容になっていますね。
『ドラえもん』の読者や視聴者に、製作者側の努力を賛美し感謝せよと言わんばかりの文章になっています。
まとめ
今日は1月6日の朝日新聞に掲載された広告、『ドラえもん』 50周年記念広告が子供たちの夢を壊すと話題になっているので、まとめてみました。
確かに、子供や大人の夢をこわす内容になっていたので、とても残念でした。
常見陽平氏の『ドラえもん』の広告に関する記事はこちらからご覧になれます。
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