こんにちは、おさむです。
今日はテレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」のDASH島のコーナーでBGMとして採用されている吹奏楽曲につてご紹介します。
そうです、あのトランペットやクラリネットで演奏される印象的なメロディの曲です。
やったことがある人はすぐにわかるでしょうし、吹奏楽経験者なら「吹奏楽の曲かな?」くらいは気づくはずです。
曲の題名は「天国の島」、この曲は一体どんな曲なのでしょうか?
DASH島で流れる「天国の島」は吹奏楽コンクールの課題曲だった
「天国の島」は、平成23年度(2011年) 第59回 全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅱで、作曲者は佐藤博昭(さとう ひろあき)さんです。
演奏時間は約4分50秒、課題曲としてはちょっと長めの曲になりますね。
ちなみに佐藤博昭さんは作曲家ではなく、中学校の音楽の先生だそうです。
参考までに、この年の課題曲は
課題曲1:マーチ「ライヴリー アヴェニュー」(第21回朝日作品賞)(堀田 庸元)
課題曲2: 天国の島(佐藤 博昭)
課題曲3:シャコンヌ S(新実 徳英)
課題曲4:南風のマーチ(渡口 公康)
課題曲5:「薔薇戦争」より 戦場にて(山口 哲人)
(第3回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール第1位作品)
となっています。
「天国の島」のモデルは実在する島だった
「天国の島」のモデルになったのは、北海道にある「天売島」(てうりとう)
周囲約12km、人口は317人(平成29年3月現在)の小さな島です。
作曲者とこの島の関係は?
作曲者の佐藤博昭さんは20代の頃、中学校の音楽教師として1年間この島に勤務していたそうで、その時の生徒数はなんとたったの7名だったそうですよ。
この島で過ごした1年間はどのような生活だったのでしょうね?
ふと、Dr.コトー診療所を思い出してしまいました。
作曲者が「天売島」(てうりとう)にもった印象
国指定天売島鳥獣保護区(集団繁殖地)にも指定されている自然豊かな島で、佐藤博昭さんはこの島のことを
「島の高くから眺める雄大な海、崖、緑は圧巻で、私がこれまで見た中で最も美しい景色」
とコメントされています。
「天売島」(てうりとう)に勤務して、どのくらい後にこの曲を作曲されたのかわかりませんが、島の情景が相当なインパクトを佐藤さんに与えたことは、まぎれもない事実でしょうね。
ザ!鉄腕!DASHのBGMへの採用
詳細な経緯は番組制作スタッフでないとわかりませんが、以下のような理由が考えられます。
- 番組制作スタッフに吹奏楽経験者が増えた(吹奏楽経験者でないとコンクールの課題曲は思いつきませんよね。「天国の島」を知っている人がスタッフのなかにいたんでしょう。)
- 吹奏楽曲のレベルが、他の音楽に追いつき、番組のBGMとして認められるようになった。
他にも理由があるかもしれませんが、吹奏楽曲が番組のBGMなどで流れると、テンションが上がってしまいます。
ぜひ、もっといろんな曲をとりあげてほしいと思います。
「天売島」(てうりとう)を舞台にしたドラマなど
天売島はTVドラマの舞台としても採用されています。
- 1961年『オロロンの島』北海道放送制作・TBS系列「近鉄金曜劇場」で放映(第16回芸術祭賞受賞)
- 2004年『女医・優〜青空クリニック〜』東海テレビ制作・フジテレビ系列(天売診療所を舞台としたテレビドラマ)
などがあります。
まとめ
いかがでしたか?
吹奏楽コンクールの課題曲「天国の島」についてまとめてみました。
BGMとして取り上げられている部分は曲のごく一部ですので、ぜひはじめから終わりまで聞いてみてください。
しかし、あれだけの完成された曲が、専門の作曲家ではなく中学校の先生の手によって作曲されたというのには驚きました。
また、「天国の島」が「実在の島」だったというところもまたびっくりです。
「天売島」(てうりとう)にいちど行ってみたくなったおさむでした。
それでは、さいごまで読んでくださってありがとうございました。
コメント