楽器のお手入れ。フルート、ピッコロのメンテナンス方法

楽器について

フルートやピッコロは日々のお手入れをしっかりしないと、音が出なくなってしまうこともあるほどデリケートな楽器です。

毎日のお手入れを欠かさずやりましょう。

また、正しい組み立て方を覚えましょう。

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組み立て方

組み立て方については、楽器を始めてすぐに習うことが多いでしょうけど、いちおう書いておこうと思います。

 

フルートは3つの管をつなぐだけでなくそれぞれの管の位置合わせもあります。

写真が入れられれば良かったのですが、今のところ使える画像がありませんでした。

詳しいことは先輩やフルートの先生に聞いてくださいね。

 

(後日写真も追加しようと思います。)

足部管と胴部管をつなげる

まず、足部管胴部管をつなぎます。

基本的にここにはグリスなどは塗りません。

 

フルートはやわらかい金属でできていますので、やさしく差しこんでください。

 

また、このときキーやキーの連結部分を握らないように注意してください。

ちょっと力がくわわっただけでもフルートやピッコロのキーやキーの連結部分は曲がってしまうものなのです。

 

また、足部管と胴部管の差し込み部分がユルユルの楽器をたまに見ますが、応急処置としてろうそくのロウを塗るとしばらくは使えます。

 

ですが、楽器店で早めに修理してもらうようにしましょうね。

頭部管を差しこむ

胴部管頭部管を差しこみます。

ここにもグリスなどは塗りません。

差しこむときは、やさしくやさしくですよ。

 

しつこいですが、キーやキーの連結部分を握らないように注意してください。

 

頭部管がユルユルの場合も、ろうそくのロウを塗ることでしばらくは使えますが、なるべく早く楽器店で修理をしてもらうことをおすすめします。

フルート、ピッコロは頭部管を抜き差ししてピッチを合わせる

以上の組み立て手順位置合わせで、楽器は完成状態になっていると思います。

フルートは頭部管の抜き差しでピッチを合わせます。

 

初心者のうちは口の形が安定しないので、ピッチがものすごーく変わりますので、先輩や先生が抜いている長さを目安に抜いておくのが良いでしょう。

楽器の置き方

フルート、ピッコロを机の上などに置くときは、必ずキーが上になるように置きます

コロンと置くのではなく、そっと音がしないように置いてください。

 

こわさないようにやさしくですよ。

 

最近はフルート、ピッコロ用のスタンドも販売されています。

机やイスの上なんかに置くより安全です。

 

そんなに高いものではないので、フルート、ピッコロ用のスタンド、おススメです。

分解のしかた

分解は組み立てた順序の反対にやっていきますよ

分解したら「演奏後のお手入れ」をやりましょうね。

 

必ず、お手入れの後、ケースにしまうようにしましょう。

スタンドがある人も、スタンドに立てたままにしないようにしてくださいね。

 

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演奏後のお手入れ

楽器の中の水分をきれいにふきとる

楽器ケースに必ずというほど入っているクリーニングロッドに、ガーゼを巻き付けて、頭部管胴部管足部管の中にたまった水分をきれいにふき取ります。

特にピッコロは内部がせまいので、ガーゼを詰まらせないようにしてくださいね。

 

ガーゼの詰まった楽器は、楽器店で取り除いてもらうしかありません。

タンポの水分をとる

クリーニングペーパーにタンポについた水分を吸いこませてお掃除します。

 

開いているタンポはクリーニングペーパーをトーンホールに平行に入れてタンポを閉じます。

閉じているタンポは、キーを押して開いてからクリーニングペーパーをはさみます。

 

特に頭部管に近い部分のタンポは水分が多くつきますので、クリーニングペーパーを適当な大きさに切って、しばらくはさんでおきます。

特に冬場は水分がつきやすいので気を付けてくださいね。

 

使ったクリーニングペーパーはしばらく再利用できるので、日ごとに新しいものを使う必要はありません。

ケースの中にでも入れておけば、数時間もたたないうちにかわいているものです。

 

このようにして、しっかり水分を取ることでタンポの寿命をのばすことができます。

また、調整が狂いにくくなりますので、楽器店へ修理へ出すことも少なくなって、おサイフにもやさしいですね。

楽器全体を磨く

楽器用のクロスで楽器全体をみがきます。

演奏中手で触れているところには手汗などが多くついていますので、特にていねいにみがきます。

 

みがくといっても、やさしくやさしく丁寧にが基本です。

力を入れてみがくとキーが曲がったりして、故障の原因になります。

週1回程度のお手入れ

せまいキーとキーの間などはトーンホールクリーナーを使ってホコリなどを取りのぞきます。

このときもやさしくやさしく丁寧にやりましょう。

 

乱暴にあつかうとキーに引っ掛けてあるバネが取れたりして、これまた故障の原因になります。

月に1回程度のお手入れ

キイオイルを差します。

フルートのキイ専用のキイオイルを、キイとキイポストの部分を中心に差します。

 

ただし、注油は楽器店に頼む人がいるほど専門知識がいるので、自分でやるときは楽器店で教えてもらうなりして慎重にやってください。

 

タンポにオイルがついたりすると、さいあく修理に出すことになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

楽器のメンテナンス、フルート、ピッコロ編でした。

 

フルート、ピッコロを安定して演奏するには、毎日の演奏後のお手入れがかかせません。

めんどくさがらずに毎日やってくださいね。

 

(冒頭の写真はキイロイトリさんによる写真ACからの写真 でした。)

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